【景気の見方・考え方2】GDPと経済成長率

「 GDP ( 国内総生産 )」 の見方について

こんばんは、ポジションが持てなくてヤキモキしている為替にっきです。
関東地方もいよいよ寒い気候になってまいりました。
自分の財政状況は引き続き暖めていきたいところです。


さて少し間があきましたが、今回は前回の追記分を受けて、
景気を見るための実質的な主要指標であるGDP (Gross Domestic Product)について考えてみます。

GDPとはおそらく皆さんご存知のとおり、
日本以外の各国でも利用されている、非常に信頼度が高く汎用的な指標です。

ちなみに 「国内(D)(G)生産(P)」 とは、
これは”1年間に新しく生まれたモノやサービスの付加価値の合計額”をいい、
一般的に景気を見る際には、合計額そのものよりも、その推移が着目されています。

これはどういうことかというと、たとえばある国の前年度GDPが500兆円だったとして、
今年度GDPが515兆円なら、前年度の額より15兆円 ( 500兆円の3%分 )増えていますので、
「 GDPの実質伸び率は3%増 」であると考えるわけです。これを経済成長率といいます。

 [ 前年度500兆円⇒今年度515兆円⇒3%増←GDP実質伸び率( =経済成長率 ) ]


ところでこの経済成長率とは、一体どの程度の数値が好ましいか皆さんご存知でしょうか?


一般に経済成長率は、前年度比で2%増程度が望ましいと考えられています。
これは経済成長率が2%を大きく上回ればインフレ、大きく下回ればデフレが、
それぞれ懸念されてくることからです。
つまり安定した経済の成長とは、毎年のGDPが2%程度を示すことを意味しているわけです。

為替相場においては、とかく予想値との乖離程度ばかりに目がいってしまい、
景気自体の状況を把握することを疎かにしてしまいがちですが、
中長期トレンドを把握するためには、このような視点でGDPを眺めることも必要であると思われます。

以下へ景況感と経済成長率を照らし合わせた目安を作成してみました。ご参照ください。

景況感経済成長率特徴
大不況〜1.4%失業率は最高水準に。デフレ懸念が最大に。
不況1.60%失業率は高水準で大きく上昇。
不況1.80%失業率が高水準でさらに上昇。
最適2%景気回復の兆し。失業率は高水準だが数字は頭打ち。
好況2.20%失業率は低下を始める。
好況2.40%失業率が低水準へ移行。インフレ懸念が出始める。
大好況2.60%失業率が低く新規雇用が困難に。これにより労働力不足⇒高成長を阻害。
大好況2.8%〜失業率は最低水準に。インフレ懸念が最大に。
 

上図の特徴にあるように、失業率は景況感と対応しているものの、ややズレて反応します。
つまり市場が好況に移行してからでないと企業の雇用意欲が育まれないため、
失業率は景気にワンテンポ遅れて反映されるわけです。

2006年現在、日本の景気が持ち直してきたと言われていますが、
相変わらず失業率が高いのはこのような事情からです。


なお、最近更新が滞って心配のメールを頂いてしまいました(ありがとうございます)。
引き続き更新をしてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



もしもこの記事があなたの参考になりましたら、
ぜひ以下への "投票クリック" をお願いします!
ブログの殿堂へ にほんブログ村 為替ブログ FC2ブログランキング ランキングネット

この記事へのコメント
相互リンク誠にありがとうございます!
非常にうれしく思います!

今後ともよろしくおねがいいたします。
Posted by 為替バカ at 2006年10月30日 14:48
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/26305007

この記事へのトラックバック
 
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。