【景気の見方・考え方3】インフレ時・デフレ時の主役1

「 インフレ時・デフレ時の主役 」 について1

おはようございます、根菜が美味しい季節になってきましたね。

今回は景気が行き過ぎた場合の影の主役について記してみます。


景気には最適な具合があることは前回の記事で述べましたが、
何事も往々にして行き過ぎという状況は生まれてしまうものです。

景気においてはこれがインフレとなりデフレとなるわけですが、
これらを最適な状態に戻すために、どのような工夫が設けられているかご存知でしょうか。

この工夫を理解するためには、まずインフレ時とデフレ時を分けて考える必要があります。
そこで今回は、最近まで日本を悩ましていたデフレ時を見てみることにします。


 

デフレ時においては、

 1.所得減⇒2.需要減⇒3.供給減⇒4.雇用減⇒1.個人所得減⇒・・・

という循環が発生し、どんどん景気が悪化していくという状況が起こります。
この中で最も深刻なのは 4.の雇用減で、国民の生活基盤へダイレクトに打撃を与えてきます。
そこで国民の生活を保障する義務のある 「 政府 」 が登場するのです。

デフレ時において、「 政府 」 はこう考えます。

 「 政府が借金をして公共投資を行えば、景気は回復するぞ。」

「 政府 」 がなぜこう考えるのかというと、それは以下の理由からです。

まず国が国債を発行 ( 借金 ) して公共投資をする ( 失業者の雇用 ) ことで、
雇用された者からは収入相応の消費が見込めます。

すると上述の循環から需要が増えることとなり、この需要を満たすために供給が増え、
さらに増える需要を満たすべく、生産を間に合わせるための雇用が増え、再び所得が増えていく、
という循環へと転換していくわけです。
そして最終的には公共投資をしなくても、
景気が自立的にこの循環が機能させるいくものと考えられているのです。

これは経済学で有名なケインズという学者が提唱した考えで、
日本だけではなく世界中の常識として知られています。

TVや新聞の報道などにしても、単純に公共投資=「悪」と決め付けるのではなく、
景気状態に見合った投資であるかを見極める目を持つことが重要なわけですね。


なお余談ですが、今回の日本の不景気脱出は、
実はこの公共投資によるものでは無いと言われています。

前首相である小泉氏へ政権が移り、デフレ期にもかかわらず、当時批判の多かった公共投資に対し、
「 もう公共投資はしない 」 という公約を掲げ、それを本当に実施したため、
それまで公共投資におんぶに抱っこだった企業も、
いよいよ本格的に活動を始めざるを得なくなった結果の不景気脱出である、というわけなのだそうです。

つまり本来もっと早期に景気回復のポテンシャルを備えていたのに、
企業側が政府の公共投資に甘えていたために不景気脱出が遅れたというのですね。

政府はデフレ時においては「大きな政府」として機能すべきですが、
「小さな政府」へと移行していくタイミングを見誤ると、ズルズルと不景気を引きずる事になるというケースとして、
世界に対する良い見本になったのではないかと個人的には考えています。

 


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この記事へのコメント
美味しい何事を工夫しなかったの?
Posted by BlogPetの為替パンダのいまい君 at 2006年10月31日 11:28
全く関係のないトラックバックでしたので削除しました。

 参考
 馬鹿にしないでくださいね
 ここで知り合った女性と先月結婚しました〜


もう一つのトラックバックもはっきり言って宣伝ですので消そうかとも思いましたが、他にも似たトラックバックが多いので止めました。

しかし今後も宣伝目的のトラックバックしかないようであれば、トラックバック機能へ制限を設けたいと思います。
Posted by Atama at 2006年10月31日 15:31
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