【景気の見方・考え方4】インフレ時・デフレ時の主役2

「 インフレ時・デフレ時の主役 」 について2

おはようございます、今日は空が抜けるように青く目覚めも快適な為替にっきです。


さて、前回はデフレ時について述べましたので、
今回はインフレ時の主役について記していきます。

インフレ時においてはデフレ時と反対に

 1.所得増⇒2.需要増⇒3.供給増⇒4.雇用増⇒1.個人所得増⇒・・・

という、一見健全そうな循環が成立しています。

デフレ脱却時ならこの状況は大変好ましいものなのですが、
景気というものは勢いがつくと、ときに大きな進行を見せることがあり、
GDPで言えば2%を大きく超える成長率を果たしてしまうこともあるわけです。

こうなると今度はインフレ懸念が高まってくることになるわけですが、
デフレ時と異なり、インフレを抑制しようとする主役は政府ではありません。
それでは一体どのような機関が景気のインフレ突入を阻止するのでしょうか?

検討のついている方も多いと思いますが、インフレ時の主役は中央銀行です。
中央銀行が取る景気への介入と言えば、為替相場に臨む人間なら誰もが意識をする金利です。
つまりインフレ時には、中央銀行が金融引き締めを実施することで、景気の上昇を抑えようとするわけです。

なお金融引き締めとは、金利を上昇させることを言いますが、
これが上がると具体的にどのような効果があるのでしょうか。

中央銀行の制定する金利とは、
中央銀行が一般の各金融機関へ貸し出しを行う際に適用する金利基準のことで、
これを 「 公定歩合 」 や 「 政策金利 」 と呼んでいます。
そしてこの公定歩合が上がると、企業も個人も上述の景気循環活動が停滞していきます。

たとえば企業は活動の一環として融資を受け、これを元に融資額+金利分以上の収益を上げるのが通常ですが、
融資に課される金利が高ければ、せっかく融資額以上に稼いだのに金利分を超えることができず、
結局赤字になってしまうことも考えられます。
こうなると企業も無駄な融資 ( 借金 ) は受けず、粛々と活動せざるを得なくなるわけです。

また個人消費にしても、たとえば住宅ローンを利用して家を買おうとしても、
やはり金利が高ければ割高感が先行しますので、その結果単価の大きい住宅投資は敬遠されることになるのです。


以上のように、インフレ時の主役は金利を司っている中央銀行であることが分かりました。
デフレ時は政府による公共投資、インフレ時は中央銀行による金融引き締めという、
2種類の操作によって景気はコントロールされているわけです。

また重要なのは、
公共投資はデフレ時に、金融政策はインフレ時においてこそ有効に機能するということです。

デフレ時にいくら金利を下げても著しい効果が見られないのは、ゼロ金利政策を取ってきた日本を見ても明らかですし、
インフレ時に公共投資を減らしたからといって、他の企業による収益があっという間にその分を補填してしまいます。

このように景気対策にあたっては、政府に出来ることと中央銀行に出来ることは分掌されているわけです。
これを知っておくことで、
現時点における景気への影響は、政府と中央銀行のどちらが強いかを知ることにもつながりますので、
為替相場のファンダメンタルズを読む際にも非常に有効になるはずです。

 


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この記事へのコメント
先日トラックバックについてコメントしましたが、結局今回も関係のないものばかりでしたので、サイト内のそれと思しきトラックバックは全て削除してしまいました。
今後はトラックバックの承認・否認という機能があるようなので、今後はこれを使ってみようと思います。
Posted by Atama at 2006年11月01日 16:56
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