【景気の見方・考え方7】輸出と輸入1

「 日本の輸出入の特徴 」 について1

最近の為替相場は振れ幅が大きくなってきたものの、
依然として大きく継続的な動きは見られませんね。

さてこれから数回、
日本を中心とした輸出入について考えてみたいと思います。

今回は輸入・輸出における着眼点を、
日本の貿易スタイルの推移から考えてみます。


為替レートは刻一刻と変動し、ときに暴力的なほど大きく動きます。
そして輸出・輸入は為替レートの影響を直接受ける項目です。
貿易大国である日本は、これについてどう対応してきたのでしょうか。

かつての日本では、安い原材料を輸入して、それらを加工した上で、
高値で輸出するというスタイルが主流でした。

このスタイルは円安を背景としていたため、
原材料の輸入コストは高かったものの、輸出の際の利益が非常に大きく
( 極端な話ですが、日本で100円で売っているものを、海外では200円で買ってくれたわけです)、
割高な原材料費を差っぴいても十分以上の黒字結果が出ていたのです。

しかし本来100円の製品を200円で買わされる外国はたまりませんので、
為替レートを適正にするという名目で、円高を推し進めるようになります。

そしてプラザ合意以降、極端な円高の煽りで、
日本はとうとう貿易によって利益が出せなくなる事態になりました。

つまりいくら円高で原材料費を安く輸入できても、
加工品を輸出する際には、その円高が仇となって高く買ってもらえないので、
原材料費+加工費( 人件費+設備費等 )>輸出利益という赤字状況が生まれてしまうわけです。

そこで日本の各企業は、この事態を打開するための新たなスタイルへと移行していきます。


これが現在の主流でもある、
原材料の安い国で直接材料を調達・加工して、その製品を日本へ輸入する、というスタイルです
( さらに最近はただ製造コスト( 原材料費+加工費 ) が安い国を選ぶだけではなく、
長期的な視野に立ち、その国に根を下ろして、
その国の中でも発展していくネイティブ化戦略が顕著だと思います )。

このスタイルの良いところは、
製造コストを圧倒的に安く抑えることが出来る点で、たとえ円高でも、利益を出しやすいところにあります
( さらに製造国から直接日本以外の国へ製品を輸出することでも利益が出せるため、
利益調整が出来るほか、仮に超円高のような時代が来ても、
日本を経由させないことで利益を確保できるわけですが、分かり辛いので省きます)。


以上のように、輸出・輸入を考えるためには、
まず原材料費と加工費について考えてみる必要があるというわけです。

単純な仕組みとしては下表の通りですね。

項目円安時円高時
原材料の輸入コスト
加工品の輸出利益

たったこれだけのことを言うために随分と文字数を使ってしまいましたが、
この仕組みを理解することで、円高・円安を別の面から捉えることが出来るのではないかと思います。



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この記事へのコメント
私の知人がFXの仕事で悩んでいるので良かったら協力して下さい><

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Posted by 社長のブログ at 2006年11月15日 13:57
あたまは原材料を輸入するとおもうの?
Posted by BlogPetの為替パンダのいまい君 at 2006年11月17日 20:51
社長のブログ様、こんにちは。

宣伝でしょうか?
恐れ入りますがそのような内容はメールでお願いいたします。
Posted by Atama at 2006年11月19日 10:35
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